まだ、会社勤めをしていた時の話です。
お世辞にも製品の質が良くなく、不具合の多い機器のサポートとか
最終検査とか担当していました。
前の機種は熟れておりシステムは安定していました。
新製品を作成する際、機能面を充実させるだけなら良かったのですが、
何を考えたかGUI(グラフィック インターフェイス)から、サポートツールの類まで
全て一新してしまいました。
身の丈を考えていないと云うか、、、
中小企業が金にもならない処に労力を使うものではないです。
工場のラインに入れる機器って、デザインの良し悪しで売れる訳ではありません。
・今まで培ってきたブランド力
・機能
・信頼性
・カスタマイズ性(自分の会社の要求する特殊仕様への対応機能)
・アフターサポート
極論を言うとこれだけが全てです。
デザインは検討要素にすら入っていないのです。
私は少なくとも自社の製品を、
デザインで買ったというお客さんは聞いたことがありません。
デザイン、システムを一新する。
これって過去の実績、信頼性をドブに捨てます。
と言っているのと同じです。
案の定、機能的な欠点とか沢山発生しました。
ここからが本題です。
製品のサポート、最終検査とか担当していると
如何しても見逃せない、機能的な欠点とか出てきます。
私個人がこの機能を改善して欲しいと言っても中々言うことを聞いてもらえません。
それを比較的、優先して対処してもらえる方法があります。
「会社対会社の約束事項にさせてしまえば良いのです。
お得意さんの会社から言われた、真っ先に直さなければいけない不具合事項に誘導してしまえば良いのです。」
まあ、、、使いすぎには、注意して下さい。