No.0088、
先日、友人が家に来ました。

お土産有難うございました。

美味しく頂きました。

友人は親が和菓子屋をやっていてその後を継いだ
いわゆる2代目です。

販路拡大を目指してホームページを立ち上げ、
軌道に乗らず撤退したという経験があります。

また、ホームページも再度勉強をし直して
挑戦するとも言っていました。

そういう話を聞いていたので、
参考になればと思い、
私のブログと紹介している商品を見せたのですが、、、

大阪名物 たこ焼缶詰 190g(4個) 大阪土産 缶詰バー おいしい非常食にも

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感想(1件)

たこ焼き缶を見た瞬間、
何これ、不味そう、、、と言われました。

別にいいのですよ!
普通の人ならばそういう反応をしても、、、

友人は和菓子屋の主人、、、
その人がそういう反応しか出来ないと云うのは
先が思いやられます。

自身も毎年、商品開発をしているはずですが、

新しい切り口の商品に対して、
「面白いことするなぁ」と言えない、、、
クリエイターとしては失格だと思います。
そんなだと、常識に縛られて何も出来ないです。

友人は味にこだわれば売れると思っている節があります。

同業他社の製品を食べては、
大して美味くも無いのに流行っているとか言います。

客商売をやっている割には、
商売の本質を理解してなくて、、、
そんなんで良いのとツッコミたくなります。

 

商売のやり方はいくつかパターンがあります。

私が認識しているものとして、

1、少しだけ質が良いものを、安価に売るビジネスモデル
2、質が高いものを、高級品だと売るビジネスモデル
3、他の業界の技術・常識を持って来て、
既設の商品に入れ込んで売るビジネスモデル

1の場合、そこそこの味で良いんです。安ければ、、、

本質的に味の良さを求められるのは2だけです。

3、友人にはこのビジネスモデルが全く理解出来ていない節があります。

3のビジネスモデル、、、極めればこれ以上儲かる方法は無いです。

自分だけが知っている他業界の常識を製品に入れる、、、
それだけで新製品が完成します。
自分の感性だけを信じて一か八かの冒険するより余程安全です。

【数量限定特価セール】明星食品 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味 12入

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感想(1件)

一平ちゃん夜店の焼きそば ショートケーキ味、、、
これがどういう発想から生まれた商品か、、、
原材料レベルで考えると商品として在りなのかどうかが判ります。

焼きそば
小麦粉、ソース

ショートケーキ
小麦粉、生クリーム

どちらも小麦粉を使っています。

これは小麦粉は辛くしても、
甘くしても食べられる事を表しています。

理屈では味は合う筈なんですよ!

カップ焼きそばは熱湯を掛けて、後からソースを絡めます。
ソースってまんべんなく絡みませんよね!
味が付いていない麺のところも食べることもあります。

ショートケーキ味、、、
暖かい麺に甘いソースを掛けて食べる、、、
麺状の甘いものを食べた経験がない
しかもソースが掛かっていないところがある、、、

こういう商品が期間限定で根付かないのは
上で書いたことが大きな理由でしょう!

あともう一つ、余程のことがない限り人間は冒険をしない
企画はこれを理解していないです。

焼きそばが失敗したとすれば、理由は主にこれです。

美味しい美味しくないは関係ないんです。
拒否反応が強い商品は駄目なんです。

ーーーー
企画が悪くて失敗することも多いですが、
当たれば大きいです。

判りやすい例は、漫画の「美味しんぼ」です。

原作者のやった事を簡単に言えば、
「プロの料理人の常識」を漫画を読んでいる人に
教えただけです。

本当のオリジナルは人情話だけ、、、

どれだけ、楽でぼろ儲け出来るビジネスモデルか
想像できませんか?

商売の基本は、自分はこう理解しています。

常識と非常識の間を狙うもの、、、
もし非常識と云うものが、
その業界の人が知らない常識だったら、、、

他人には危なっかしい賭けも、
見る人がみれば、当たり前のつまらない事をやっている、、、
上手いビジネスをやる人は冒険なんてしていないんです。

上のたこ焼きの缶詰の件ですが、
不味く見えたとしたら写真の撮り方が悪いだけです。
アイデアは無視されるレベルの物ではないと思います。

経営者たるもの、
そのアイデアを自分の商品に応用出来ないか考えないと、、、
問題点は、改善点は、、、くらい考えないと、、、